組織再編② 組織再編における弁護士等の役割

1 組織再編における弁護士の役割

組織再編においては、企業の経営者の皆様が志向する目的のために、いかなる手法(スキーム)を単独でまたは複合的に用いるのが適切であるかを判断する必要があります。そのためには、手法の策定・選択の段階において、各手法のメリット・デメリットを正確に理解している弁護士の関与が重要です。

また、組織再編では手続が厳格に法定されており、これらを遵守しなければ組織再編自体が無効とされ、関係当事者から損害賠償請求がされる等の事態も想定されます。そのため、組織再編の手続を適正に実施するためにも、弁護士の助言、関与が肝要です。

特に、経営陣と対立する陣営や、少数株主が存在する場合には、事後の紛争を予防するためにも、組織再編を実施するにあたっての法的なリスク管理の重要性がより一層高まります。

当事務所においては、蓄積された確かな経験を生かして、組織再編を活用したM&Aや事業承継の総合的支援に大きく力を入れております。

 

2 専門家との連携

組織再編では、税制が複雑化しており改正も頻繁であるため、適切なタックスプランニングのためには税理士の関与は必須といえます。また、組織再編の対価を決定する際には、適正な企業(事業)価値を算定する必要があるため、公認会計士の関与も重要です。

このように、組織再編は専門性知識を要する場面が多く、かつ、企業にとっても組織形態を変える重要な手続ですので、弁護士を含む専門家との適切な連携が必要です。

当事務所では、公認会計士、税理士、司法書士等の専門家と適切に連携の上、迅速な案件処理を行っております。

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